CSS　フレックスボックス編

CSSフレックスボックス（Flexbox）は、ウェブページのレイアウトをより効率的かつ柔軟に管理できるモジュールです。伝統的なブロックやインラインのレイアウトでは、特に複雑なデザインやレスポンシブデザインを実装することは困難でしたが、フレックスボックスを用いるとそのような問題も克服できます。

フレックスボックスは、親要素（flex container）と子要素（flex items）から成り立っています。親要素に対してdisplay: flex;を適用することで、その子要素をフレックスアイテムとして扱います。フレックスアイテムは、親要素の空間に基づいて動的に大きさを調整したり、順序を変更したりすることが可能です。

次に、フレックスボックスでよく使用されるプロパティについて見てみましょう。

flex-direction : アイテムが配置される方向を決定します。値にはrow（デフォルト）、row-reverse、column、column-reverseがあります。

justify-content : アイテムが主軸（flex-directionで指定した方向）に沿ってどのように配置されるかを決定します。flex-start、flex-end、center、space-between、space-around、space-evenlyなどの値があります。

align-items : アイテムが交差軸（主軸に垂直な方向）に沿ってどのように配置されるかを決定します。flex-start、flex-end、center、baseline、stretch（デフォルト）があります。

flex-wrap : アイテムが一行に収まらない場合に改行するかどうかを制御します。nowrap（デフォルト）、wrap、wrap-reverseの値があります。

これらのプロパティを駆使することで、さまざまなデザインの実装が可能になります。柔軟性と効率性を兼ね備えたこのフレックスボックスは、CSSの強力なレイアウトツールです。初めての方でも簡単に学ぶことができ、ウェブデザインを一新する可能性を秘めています。

参考にFlex Boxのチートシートを紹介したページを紹介します